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今回のはそこそこに暗いです。
つか、ぶっちゃけ自殺の話です。
いきなりネタバレしちゃってスミマセン。
念のため、登場人物の解説しておきます。
○神崎 耶牙(かんざき やが)
交通事故にあい、2ヶ月ほど入院していた。
空を見るのが好き。
優しい緋那が大好きで、入院している間はずっと二人で空を眺めていた。
○秋月 緋那(あきつき ひな)
幼い頃の高熱が原因で、体が動かなくなった。
ずっと入院していて、友達も出来ず、寂しい思いをしていた。
耶牙が入院してきて、お互いに励ましあったりして、仲良くなった。
綺麗な空と元気な耶牙が大好き。
相変わらずのダメダメ文章力と意味不明な最後ですが、よろしければ見てやってください。
緋那さんが死んだんだって。
俺が退院した次の日に、病院の屋上から飛び降りたらしい。
つまり自殺。
その日は、空が綺麗な日だった。
緋那さんが飛び降りたとき、俺は久しぶりに行った学校の屋上で、ボーっとその空を眺めていた。
蒼い空が大好きだった、緋那さんのことを考えながら。
「あ、今緋那さん…この空見てるんかな。」
そう独り言を漏らしたときには、彼女は既にこことは違う別の世界に行ってしまっていたんだ。
俺がそのことを知ったのは、緋那さんが死んでから2日後のことだった。
学校から帰ってきた瞬間、病院から電話がかかってきて、俺の担当医だった先生が教えてくれた。
「秋月さん、自殺しちゃったんだよ…。『耶牙君によろしく』って言ってましたよ…。」
涙は出なかった。なぜだか悲しくもなかった。
ただ、緋那さんを残して退院してしまった後悔と、大きな喪失感と、今までに感じたことのない絶望感。
それだけはハッキリと感じた。
心に、大きすぎる傷がついた気がした。
それ以来、俺は自殺未遂を何度も繰り返した。
緋那さんが死んだときと同じように、綺麗な空の日には必ず。
真っ蒼で、雲ひとつない暖かな空。
俺も緋那さんも、それが大好きで。
そうゆう日に飛び降りれば、緋那さんのところに行けるような気がして。
でもやっぱり怖くなって、躊躇ってしまう。
それでもどうしても緋那さんに逢いたくて、何度も何度も死のうとした。
結局できなかったけど。
一ヶ月ぐらい経ったか。
俺は飛び降りた。
緋那さんが飛び降りたところと全く同じ…病院の屋上から。
Tシャツが下から来る風でばたばたとなる。
なんか…鳥が羽ばたいてるみたいだ。
俺、鳥になったのかな。
「なんや…できたやん。これで…俺…緋那さんに逢えるんやな。」
そんなことが、ふっと脳裏をよぎった。
恐怖は、ない。あるのは育ててくれた親に対する謝罪の気持ちと、緋那さんに逢えるという嬉しさ。
それと、ほんの少しの虚しさ。
どんどん地面が近くなってくる。
それに比例して、緋那さんのいる世界も近くなってくる。
どれだけ望んだことだろう。
緋那さん…。今行きますから。
俺、今すごい笑顔になってる。いままでやったことのないような、ふんわりした顔してる。
…あぁ……そろそろだ。
俺は、首にかけていた緋那さんとおそろいのペンダントをギュッと握り締める。
そして。
「サヨナラ、世界。また…会えるといいやね。」
俺はこの世で最後になるであろう言葉をつぶやくと、静かに目を閉じた。
一瞬だけだけど…視界の端のほうで、世界で一番美しいであろう、優しい光が溢れる蒼い空が見えた。
中学では合気道やってました。
一応、黒帯初段。
ブランクありすぎてほぼ忘れた。
絵を描くのが好き。
自己満のために描く。
あんまりアップするつもりはないけど。
オリキャラ、版権、擬人化にNL、BL、GLと無節操なので、ご注意ください。
ゲームも好き。
ポケモン大好き。
任天堂好き。
ゆめにっきも好き。
その辺はボチボチ記事内で語っていきます。
飽き症なのでそんなに頻繁には更新しないと思いますが、宜しくお願いします。
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